小児の感染症とは
小児の感染性疾患の多くはウイルスが原因です。
基本的には、抗生剤(細菌のみ有効)は無効で対症療法が中心となります。
しかし乳幼児の場合、風邪でも数日発熱が続いてぐったりすることや細菌感染を合併することがあり、必要に応じて血液検査や抗原検査を行い状態を把握していきます。
小児でかかりやすい感染性疾患
- RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス
(鼻腔ぬぐい液での迅速抗原検査はRSウイルスは1歳未満、ヒトメタニューモウイルスは6歳未満で保険適応) - 突発性発疹症
- アデノウイルス
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス
- 溶連菌感染症
- マイコプラズマ感染症
コラム
感染症ではないが小児発熱疾患で代表的もの
- 川崎病
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乳幼児の小児が罹患する急性発熱性疾患で、全身の血管に炎症が起こります。
数日にわたって熱が下がらず、以下の2~6の症状が出現します。診察のときに、これらの症状がすべて認められるわけではないので、川崎病を疑ったときはどんな症状があったか詳しく聞かせて頂きます。治療は、免疫グロブリンの点滴を中心に入院で行います。- 発熱(抗生剤内服しても解熱しません)
- 発疹(BCG接種部位が赤くなることがあります)
- 左右の白目が充血する(泣いてもないのに左右の白目が充血しています)
- 唇や舌が赤くなる(舌につぶつぶしたものが見えます)
- 首のリンパ節が腫れる
- 手足が赤くなる(手足が赤く腫れぼったく見えます)
感染対策について
感染対策について
当院では、受信歴の有無によらず、コロナウィルスやその他感染症による発熱患者様も診ており、下記の対策をとっています。
今後も状況に応じて適宜見直し、必要な対策があれば追加いたします。
職員の感染対策の徹底
職員全員が、常時マスク着用、手洗い、アルコール等による手指消毒の実施、毎日の検温と健康確認などを欠かさず行うように努めています。
設備の消毒の徹底
診察室のベッドや聴診器、院内設備等は定期的に消毒しています。
適切な換気
定期的に診察室や処置室の換気を行っています。
予約制の外来
来院前に、WEB予約システムまたは電話にて予約してから来院いただいています。
待合室兼診察室
当院は、患者共通の待合室を設けず、6つの個室で待合兼診察を行う体制です。
ご自宅や駐車場で待機が可能な呼び出しシステムを完備しておりますので、他の患者様とは極力接触することなくお待ちいただくことが可能です。
クリニックへの入室時はアルコールによる手指消毒と検温をお願いします。
またクリニック内では皆様にマスク着用をお願いします。
皆様のご協力に感謝します。